このブログ(www.galapagos-island.net)ですが、VPSのサービスを使ったり、AWSのEC2で構築したり転々として、およそ10年の月日がいつの間にか経ってました。しばらく放置気味でWordPressのバージョンアップなど諸々対応していたのですが、だんだん面倒になってきて(特にPHP周り…)引っ越ししてしまおう、ということになりました。
どこにしようか色々悩みましたが、最近Akamaiに買収されて話題となったLinodeを試してみようと思い、引っ越ししました。
※キャンペーンなのか、サインアップすると$100/60日間のクレジットがもらえると分かったことも決め手でした。
引っ越しにあたり、前のVPS上では、WordPressは、ver.4.x台で、OSは、CentOS6.2とかなり古い環境でしたが、PHP 5.5から、7.3へバージョンアップして、それからWordPressも、6.0.1にバージョンアップして、All-in-One WP Migrationプラグインでバックアップを取り、引っ越ししました。
Linodeですが、MarketPlaceにWordPressなどのアプリケーションを選択して、インスタンスを立ち上げるタイミングでセットアップまでしてくるようになっていて、とても使いやすいと思いました。
Linodeでは、インスタンスのことを、Linodeと呼んでいるのですが、Createする前に、WordPressをセットアップするために必要なパラメータ(ドメイン名や各種パスワードなど)をLinodeの設定画面であらかじめセットすることで、OS(DebianかUbuntuのどちらかが選べました)の導入やApache、PHP、MySQLなどのミドルウェアのセットアップを行い、wp-adminの管理画面にアクセスする手前まで自動化されてました。
スクリプトによる導入状況は、Linodeのコンソール画面上で確認することができ、途中パッケージのダウンロードやアップデートをしているな、とか、どんな状況か確認できました。
また、VPSサービスとは違い、インフラに必要な機能(DNS、Firewall、Storageなど)も設定できるようになっていて、Cloud Firewall機能で、インスタンス(Linode)へのアクセス制御がかけられるようになっていたりしています。
※AWSのセキュリティグループに似た機能だと思います。
VPCのような概念は設定上見当たらないけれど、VLANのサービスがあり、プライベートなL2ネットワークを作成することが出来るようになっているようです。
少し規模の大きめなサービスを構築しようとすると物足りなくなるかもしれないですが、今回のようなちょっとしたブログサイトなどでは逆にシンプルで分かりやすいと思いました。
また、東京にもリージョンがあって、今回は東京リージョンを使っています。ドキュメントも一部日本語のものがあったりと、日本向けにもサービスを拡充していこうとしていると思います。
AkamaiのCDNとの相乗効果なども今後期待していけると思いますし、Linodeもちょっとずつ触ってみようと思います。